MRの1日の仕事・流れについて

Last Updated on 1か月 by MRマニアさん

MRの1日の仕事・流れについて

製薬会社のホームページを見ると、実際の社員さんの紹介ページがあります。もちろんMRの方の1日の仕事の流れが載っていますが、会社の大きさや扱っている製剤によっても違います。そういったところの疑問点をこのページで解消して頂ければと思います。

まず前提として1日の活動が大きく異なる原因は、支店/営業所があるかないかです。
国内メーカー(例えば武田薬品やエーザイなど)は各エリアに支店/営業所があります。この場合は行き帰りに支店/営業所に寄る場合や帰らないといけない会社などもあります。
そうすると直行直帰にはなりません。
最近、特に外資系では支店/営業所がないパターンが多いです。そうすると、朝自宅を出て病院に直接向かい、帰りは病院から直接帰る直行直帰になります。

誰が見ても聞いてもわかりますが、直行直帰はかなり楽です。

次に扱う製剤の数と種類で異なることが多いです。
会社の全部の製品を扱うMR領域別で扱う製品が異なるMRがいます。
またクリニックや中小病院で活動するMR大病院や大学病院で活動するMRがいます。
色分けしているように黄色と赤色のMRは1日の活動が似ています。

会社の全部の製剤を扱うMR、クリニックや中小病院で活動するMR

まずこういったMRは、圧倒的に担当している製剤の数と施設(病院)の数が多いです。
そうすると1日に行く病院数や会う医療従事者の数も多いです。

8:30 特約店に行き、情報交換→MSさんと呼ばれる病院に出入りして医療従事者と関係性が深い特約店担当者と定期的に面談し、自分の活動を報告し、今後を相談する

9:30 会社があれば帰社。会社で内勤業務や外勤の準備。

11:00~13:00 クリニック(開業医)、調剤薬局を2~3軒訪問。先生や薬剤師さんに情報提供。

13:00~14:00 昼食

15:00~18:00 クリニックに加えて、中小病院に訪問。情報提供

18:00~20:00 会社があれば帰社。もしくは講演会があれば準備・実施。

領域別で扱う製品が異なるMR、大病院や大学病院で活動するMR

こういったMRは、前者のMRと比べて行く施設数が少ないです。
領域とは抗がん剤や神経領域、循環器領域などです。大病院や大学病院だと、○○大学病院やベッド数が700床など非常に多い病院のことを指します。

9:00~11:00 家orカフェで外勤の準備・内勤

病院へ直行

12:00~14:00 病院を訪問。特に大学病院。

14:00~15:00 昼食

15:00~20:00 病院を訪問。前半は大病院、後半は大学病院。講演会があれば準備・実施。

自宅へ直帰

結局のところ、どちらが良いのか

考え方にもよりますが、私の経験上では圧倒的に後者です。
直行直帰、扱う製品の数が少ない、より専門的なことに携われるといったところでしょうか。

ただ1点、後者のMRで特殊な領域や製品を扱っているMRは、担当エリアが広いことが多いです。極端な例でいうと全国に数名しかMRがいなくて、北海道・東北担当、首都圏担当、中国・四国担当、九州担当といった広大なエリアを担当しているMRもいます。この場合、移動距離がすごいことになります。
営業車だと1日○○○kmってこともあります。これはこれで旅行感覚で楽しいです。
こういうのが好きでやめれないというMRがいることも事実です。

入社・転職を考えるときは、こういった点もしっかりリサーチしましょう。

タイトルとURLをコピーしました